馬飼野康二 トワイライトドリーム バラードを歌わせて「傷だらけのローラ（1974）」から「A・RA・SHI（1999）」、「エースをねらえ！」から「勇気100％」まで
四半世紀以上にわたってヒット曲を書き続けている馬飼野康二さんですが、元々はグループ・サウンズ
としてレコードデビューされた演奏者（キーボード）でした。
だからでしょうか、手がける曲調も多彩です。”マイナー調でヨーロッパっぽい哀愁を帯びたメロディ”
の「愛のメモリー（1974）」や、最近ＴＶであゆが歌った「古い日記（和田アキ子）（1974）」等、時代を
超えて永く愛される作品が多いという点でも流行歌の作曲家としての第一人者でしょう。
セカンドアルバムのタイトルチューンであるこの曲を聞いたときは ”いきなりバラードかよ！” と結構
驚いた記憶があります。でも気がつけばこのＬＰでは、この歌ばかり聞いていました。
妙に懐かしいカレッジフォークのようなこの歌はもしかしたら馬飼野康二さんご自身が歌いたくなる様な
そんな普遍的なテーマの歌なのではないかと最近富みに思うようになり、同じ様な印象の西城秀樹さん
の「ブルースカイブルー」も聞き返してみたくなりました。
デビュー後一年未満でたとえアルバムとはいえ馬飼野康二さんをはじめとするスタッフに
こんなバラードを歌わせてみたいと思われた奈保子さんは”音楽的に愛されていたのでは”
と邪推する今日この頃です。
参考にさせていただいたサイト
社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC 「作家で聴く音楽」第七回 馬飼野康二
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