あの作家(ひと)のこの楽曲(うた)

      筒美京平   ジェラストレイン            常に真剣勝負です



     「もういいでしょ、ヒット狙いでなくても」「奈保子さんに歌わせたいプランが浮かんだの
     「高音域も、スキャットも限界ぎりぎり(笑)すごく良い感じなんだぁ〜

     はたしてこんな風に筒美京平さんが言ったかどうかは定かではないですが(笑)、兎に角難しい歌です。
     私の手持ちの生番組の歌唱でも完璧に歌っているものはひとつもありませんでした。。

     筒美京平さんは基本的には歌手それぞれの声の”おいしい領域”、たとえばマッチなら”音が下がっていく
     方が安定して良い声”を優先して曲を書くので、”歌い損ねる”くらい難解な楽曲を書かれることはある種
     光栄なことの様に思われます。


     エスカレーションで”河合奈保子をヒット歌手にする”ノルマを果たした京平さんは、それ以降の彼女との
     仕事を”作曲家と歌手との真剣勝負”といった風な認識を持たれていたのではないでしょうか?

     全曲プロデュースのアルバムに関しても、そんな印象を持ちました。デビューからプロデュース的に作曲
     されている歌手を除けば、奈保子さんくらい京平さんの歌を歌い続けた”アイドル歌手出身者”は少なく、
     彼にとっては ”中高一環教育の筒美京平音楽学校”に地方から入試ではなく編入試験で入学してきた
     成績優秀な転校生
 のような感じだったのでしょうか?


     余談ですが、松本隆さんの特集のラジオ番組のインタビューで、彼の貴重な肉声を聞かせていただいた
     のですが、非常に中世的な優しい印象の声質と話し方で、決して歌手を呼び捨てにしない感じでした。


     参考にさせていただいたサイト
      社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC     「作家で聴く音楽」第二回 筒美京平
      筒美京平のページ


      大村雅朗   スマイル・フォー・ミー         ソリッドな感じに仕上げました
      
馬飼野康二  トワイライトドリーム          バラードを歌わせて
      竹内まりあ   けんかをやめて            coming soon
      石川優子    スカイパーク             
coming soon








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