あの作家(ひと)のこの楽曲(うた)

      林哲司    LOVE        交際歴六年



      1stアルバムのタイトルチューンであるこの曲を聞いて私は本当に河合奈保子さんファンになりました。

      竹内まりやさんに提供した「セプテンバー」の持つイメージにも通じる、このミドルテンポのキャンパスソング
      は、とても彼女の声質の特性を活かしており、その後の楽曲構成の基本となっていると思います。
      特にフェードアウトするエンディングは美しい声を引き立たせていて、松田聖子さんほどではないにしろ
      アイドルとしては好調だったアルバムセールスに、多少なりとも貢献していると思われます。

      にもかかわらずその後に彼がスタッフから受けた待遇は冷遇に近いモノでした。
      1983年の「あるばむ」では竹内まりやさんのオマケ扱い。それ以降のアルバム参加もありませんでした。
      1984年以降、芸映系列事務所の菊池桃子を担当してヒットを飛ばしていたとはいえ、不本意であった
      のではないかと思います。

      そしてLOVEから五年、ようやくシングルを担当されますが、扱いはアニメテーマソングとの両A面
      好セールスが至上命令であったとはいえ「俺が信用できないのか!保険なんか掛けやがって」という
      気持ちではなかったでしょうか。それ故か、、、、、何故か氏のOfficial Website にある代表楽曲には
      このオリコンセールス一位曲はおろか、奈保子さん自体が”上記以外の作品提供アーティスト”という
      扱い
を受けています。C・Cガールズでも代表楽曲扱いなのに・・・・・・


              林 哲司 Official Website
              林 哲司ディスコグラフィー > 代表曲

      おそらくご本人にしては”悲しみがいっぱい”な気持ちだったのではないでしょうか。
      シングルでも素晴らしい楽曲を提供いただいたのですが・・・・・
      そのお話は「戦略展望」で「林哲司作品」と題して行う予定です。


      注:”悲しみがいっぱい”は、シンガーソングライター林哲司氏の代表曲。
         自ら「”悲しい色やね”、”悲しみがとまらない”と並ぶ”悲しみ三部作”」
         と名付けたくらい思い入れが深い楽曲である。





      大村雅朗   スマイル・フォー・ミー         ソリッドな感じに仕上げました
      筒美京平   ジェラストレイン            常に真剣勝負です
      馬飼野康二  トワイライトドリーム          バラードを歌わせて
      
竹内まりや   けんかをやめて            ボーカリストと処女作トと処女作
      石川優子    スカイパーク              すべてのはじまりはここから
      八神純子    コントロール             私以外は歌えないわよ
      来生姉弟    恋ならば少し             貴方に歌って貰うために
      尾崎亜美    プリズムムーン           七色の魔法使いに会った日
      船山基紀    ヤングボーイ             私がヒットさせました
      竜真知子    ラブレター               キャッチーなコピーで勝負
      秋元康   恋のハレーション            私のアイドル歌謡曲

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